ページ

2013年3月17日日曜日

ハットトリック産駒ブライトソウトが米G2サンルイレイS.優勝

3月16日に行われた米G2サンルイレイS.(芝12ハロン、4歳以上)は、逃げたブライトソウトが向こう正面で1番人気スリムシェイディに先頭を譲りましたが、最終コーナーで交わすと2着に3・1/4馬身差をつけて完勝し、重賞初出走初勝利を挙げました。

勝ちタイム2分22秒72は1989年にホークスターが記録したコースレコード2分22秒8を更新。ちなみに昨年の米G1 BCターフはリトルマイクが2分22秒83で勝っています。

2着オールスクエアドアウェイ、3着ファイアウィズファイア、4着インタラクション(亜G1を3勝)、5着スリムシェイディは、前走の米G2サンマルコスS.(芝12ハロン)でそれぞれ3着、4着、2着、1着しており、特にスリムシェイディは昨年の米芝G1で2着2回だから、ブライトソウトの勝利は価値が高い。ちなみにスリムシェイディは前回と今回、他馬より約1.8kg重い斤量でした。


ブライトソウトは父ハットトリック、母スマートソウト、母の父スマートストライクという血統の4歳牡馬。ハットトリック産駒としては北米3頭目、欧州含めると4頭目の重賞勝ち馬となっています。うち2頭がG1馬なんだから大したものです。なお北米3頭とも母がミスタープロスペクター系です(最初の2頭は母父か母母父がゴーンウェストでその父がミスプロ)。

デビュー2戦目のダート6ハロン戦を11馬身差で圧勝。同距離の3戦目は6着に敗れ、デビュー4戦目、今年初戦のダート8.5ハロンは1位入線最下位10着降着。その次走の芝1マイルを2・1/4馬身差で、さらに芝10ハロンを5・1/4馬身差で連勝してここに望んでいました。今回の勝利で芝は3戦3勝。

グティエレス調教師は「タフなレースが続いたので、少し休養をとらせます」と述べており、次走は不明。

2013年サンルイレイS.のレース映像はこの記事の第1段落末尾のVIDEOをクリック。

サンルイレイステークス(San Luis Rey Stakes)
2013年3月16日、アメリカ・サンタアニタ競馬場、芝12ハロン
4歳以上、G2、8頭、レース結果(PDF)、総賞金15万ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ブライトソウト
Bright Thought
4牡
3.7倍
V.エスピノーザ
53.5kg
2分22秒727戦【4-0-0-3】
重賞初出走
2オールスクエアドアウェイ
All Squared Away
4セン
13.1倍
E.マルドナド
53.5kg
3・1/420戦【4-3-3-10】
昨年AWのG3勝ち
前走芝G2で3着
3ファイアウィズファイア
Fire With Fire
5セン
21.1倍
T.ベイズ
53.5kg
3/421戦【2-6-4-】
昨年芝11ハロンG2で3着

0 件のコメント:

コメントを投稿