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2012年9月10日月曜日

仏G3ラロシェット賞、SSの孫アヴァンテージが2着

9月9日に行われた仏G3ラロシェット賞(芝1400m、2歳)は6頭中、唯一の牝馬で中団を追走した1番人気ワットアネームが2着に1・3/4馬身差をつけて快勝し、重賞初出走初勝利を挙げました。

2着に父レイマン(その父サンデーサイレンス)のアヴァンテージが逃げ粘りました。前走の準重賞は1・1/2馬身差の3着で、今回は5番人気でした。


ワットアネームは父ミスターグリーリー、母Bonnie Byerly(未勝利)、母の父デイジュールという血統のアイルランド産馬。祖母が米G1勝ち馬、半兄に米G1で2着のあるディアボリカルがいます。これも牡馬相手だったデビュー2戦目の前走を7馬身差で勝ち初勝利を挙げていました。

次走は牝馬限定の仏G1マルセルブサック賞(芝1600m)ではなく、牡牝混合の仏G1ジャンリュックラガルデール賞(芝1400m)に向かう模様。昨年はソーファストがラロシェット賞1着からジャンリュックラガルデール賞2着しました。

アヴァンテージも同レースに登録しています。


また、7月の仏G3リゾランジス賞(芝1200m)で2着したことを以前紹介した同じレイマン産駒ガマース Gammarth はその次走、1000mの仏準重賞で1馬身差2着。そのときの1,3着馬はドバイG1アルクォーズスプリントでオルテンシアから2馬身差以内の4,5着馬。

ガマースはさらにその次走、8月26日の仏G3モートリ賞(芝1200m)でも3/4馬身差2着しました。

ガマースはオルフェーヴル出走予定フォワ賞と同日の仏G3プティクヴェール賞(ロンシャン・芝直線1000m)に登録。また凱旋門賞当日の仏G1フォレ賞(芝1400m)および仏G1アベイユドロンシャン賞(芝1000m)に登録しています。

ということは今年の凱旋門賞当日のロンシャン競馬場では、凱旋門賞(オルフェーヴル)、ジャンリュックラガルデール賞(アヴァンテージ)、フォレ賞(ダビルシム、ガマース)、アベイユドロンシャン賞(ガマース)の3または4レースに父の父サンデーサイレンスの血統馬が出走する可能性があります。2勝の可能性はありますね。3勝は難しそうですが。


2012年ラロシェット賞の連続写真。勝負服はこのページを参考

ラロシェット賞(PRIX LA ROCHETTE)
2012年9月9日、フランス・ロンシャン競馬場、芝1400m
2歳、G3、6頭、レース結果、総賞金8万ユーロ

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ワットアネーム
What A Name
2牝
2.4倍
C.ルメール1分22秒073戦【2-1-0-0】
重賞初出走
2アヴァンテージ
Avantage
2牡
12倍
G.ベノワ1・3/45戦【1-2-1-1】
重賞初出走
3パールフルート
Pearl Flute
2牡
8倍
U.リスポリクビ4戦【1-0-2-1】
仏G3カブール賞3着
前走の仏G1モルニー賞7着

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