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2012年8月22日水曜日

スノーフェアリー、エリザベス女王杯3連覇は目指さず米BCへ

今年初出走だった8月19日の仏G1ジャンロマネ賞を勝ったスノーフェアリーについて、管理するE.ダンロップ調教師が「彼女は日本ですでに2回勝っている。もう一度出走する必要があるだろうか? 」と述べ、今年はエリザベス女王杯に出走しない意向であることを明らかにしました。

At The Races - Dunlop eager for Breeders' trip


「彼女はスノーフェアリーであって、並みの馬とは違う。だから(9月8日の)G1愛チャンピオンS.でも間隔が詰まりすぎているとは思わない。これから状態を見て、たくさんある選択肢から計画を立てます。」「昨年の凱旋門賞で素晴らしく印象的だったデインドリームは今年"キングジョージ"も勝った。凱旋門賞はオプションのひとつだが、米ブリーダーズカップのことも考えています。」「彼女は日本ですでに2回勝っている。もう一度そこに戻って出走する必要はない。だからブリーダーズカップを目指すつもりであり、その前に仏G1ヴェルメイユ賞へ向かうかもしれない」


スノーフェアリーはすでに英・愛・日・香港・仏でG1を勝っているのでBCも制した場合、6カ国でG1勝利となります。

スノーフェアリーがBCのどのレースを目指すかは言明されていませんが、BCターフ(芝12ハロン、11月3日)かBCフィリー・アンド・メア・ターフ(芝11ハロン、同2日)の2択で、スノーフェアリーなら前者でも勝てる可能性は十分高く、後者なら確勝です。

スノーフェアリーはBC産駒登録がされていないため10万ドルの追加登録料が必要。そのほかにBCターフであれば9万ドルの、BCフィリーアンドメアターフであれば6万ドルの出走登録料も必要です。ただし10月22日までに追加登録し、BCチャレンジレース(よく見かける"Win and You're In"というレース)である愛チャンピオンS.を勝てばBCターフの、仏G1オペラ賞を勝てばBCフィリーアンドメアターフの出走登録料は免除され、遠征費用として2万ドルの補助も提供されます。

というわけで今後のローテーションは「9/8愛チャンピオンS.  or 9/16ヴェルメイユ賞」→「10/7旋門賞 or 同日オペラ賞」→11/2・3米ブリーダーズカップでしょう。ちなみに昨年は7月のナッソーS.で2着したあと、9/3愛チャンピオンS.2着、10/2凱旋門賞3着、10/15英チャンピオンS.3着、11/13エリザベス女王杯1着と走りました。


出来ればその後はジャパンカップに出走してほしいですけどね。ダンロップ調教師は2年連続でウィジャボードをBCフィリーアンドメアターフ→ジャパンカップと使ったことがあります。JCに出ないにしてもオペラ賞ではディープインパクト産駒で仏1000ギニー勝ち馬のビューティーパーラーと、BCターフでトレイルブレイザーと対戦する可能性があるのでこれも楽しみです。

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