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2012年8月7日火曜日

G1独オークス、無敗のサロミナが優勝。凱旋門賞からジャパンカップへ?

8月5日に行われた独G1ディアナ賞(独オークス)は、中団内を追走した1番人気サロミナが最後の直線入り口で最内を突いて先頭に立つと2着に3・1/2馬身差をつけて優勝し、デビューから4戦無敗でクラシック勝利を挙げています。

2着にニムフィアが入り、2頭出しシールゲン調教師のワンツー。独1000ギニー3着馬ヴァルドトラウトがまたも3着でした。

5月の独G2ディアナトライアル1位入線馬で、のちに追加登録時の不備で?失格となっていたモナミは8着。


サロミナは父ロミタス、母Saldentigerin(独オークス3着、独重賞1勝)、母の父タイガーヒル(その父デインヒル)という血統。ちなみにデインドリームは、ロミタス×デインヒルのシールゲン調教師管理馬だから基本は良く似てます。

前走の独G3 Großer Preis von LOTTO Hamburg (芝2200m、3歳牝馬)後にオーストラリアの Luke Murrell 氏と Jamie Lovett 氏が購入しています。名義はそのうち Australian Bloodstock に変わるのでしょう。ちなみに両氏はこのオークスでC.ウィリアムズ騎手を乗せることも検討していたようです

独オークス後に豪移籍か欧州残留を決めるとしていた Murrell 氏は「私たちはマウィンゴ(豪G1ドゥームベンカップ1着)とルーカスクラナッハ(昨年のメルボルンカップ3着)というメルボルンカップを十分に狙える2頭も所有しています。サロミナを移籍させるとオーストラリアでは4歳馬として走らなければならず斤量面で不利です。凱旋門賞なら(当然)3歳馬扱いで、凱旋門賞では3歳牝馬が恐ろしく素晴らしい成績を上げています」と述べ、凱旋門賞を目指す方針であることを表明しています。

また「(重賞1勝馬だった)購入時点ではとても高額な買い物でしたが、今のように凱旋門賞やジャパンカップを狙える段階までくるとそれほど高くはなかったといえます」とし、凱旋門賞後はジャパンカップも考慮しているようです。

2012年ディアナ賞のレース映像。スタート直後は内から5,6頭目、黄色の帽子、緑の勝負服がサロミナ。


ディアナ賞(154. Henkel-Preis der Diana - Deutsches Stuten-Derby)
2012年8月5日、ドイツ・デュッセルドルフ競馬場、芝2200m
3歳牝馬、G1、13頭、レース結果、総賞金40万ユーロ

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1サロミナ
Salomina
3牝
3.4倍
F.ミナリク2分15秒734戦【4-0-0-0】
重賞2勝目
2ニムフィア
Nymphea
3牝
12.4倍
A.スボリッチ3・1/24戦【1-2-1-0】
独G2ディアナトライアル繰上り2着
3ヴァルドトラウト
Waldtraut
3牝
13.9倍
J.ビョーコ3/45戦【1-1-3-0】
G2独1000ギニー3着

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