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2010年8月16日月曜日

マクフィが G1・2勝目、ゴルディコヴァは2着

現地時間8月15日、フランス・ドーヴィル競馬場で行われたジャック・ル・マロワ賞は、今年の英2000ギニー馬マクフィ Makfi が 2・1/2馬身差で優勝しました。前走ロートシルト賞で G1通算10勝目を挙げたゴルディコヴァは2着に敗れました。


ジャック・ル・マロワ賞のゴール前、勝ったマクフィと2着ゴルディコヴァ
右から1着マクフィ、2着ゴルディコヴァ、3着パコボーイ


ジャック・ル・マロワ賞のレース映像は以下から。
マクフィはゲート向かって左から4頭めの発走。シャドウロール装着のオレンジの帽子。ゴルディコヴァはマクフィのひとつ左の枠から発走、白帽子。3着パコボーイは右から2頭目の発走。




ジャック・ル・マロワ賞 Prix Jacques le Marois
ドーヴィル競馬場・芝1600m、8頭立て、3歳以上
1着マクフィ Makfi
2着ゴルディコヴァ Goldikova
3着パコボーイ Paco Boy


5月の英2000ギニーに優勝して3戦3勝としたマクフィは、4戦目セントジェームズパレスステークスで7着に敗れ、ここに臨んでいた。ジャック・ル・マロワ賞ではゴルディコヴァをすぐ後ろでマークして一気に交わし、最後は 2・1/2馬身差をつける快勝。クリストフ・スミヨン騎手が初騎乗していた。この日は Soft と柔らかめの馬場状態で、デビュー2戦をより柔らかい VerySoft の馬場で連勝しているマクフィに有利だったかもしれない。

一方、ゴルディコヴァは唯一の大敗が昨年5月のイスパーン賞(7着)で馬場状態は Soft。このときは休み明け+距離長めもあっただろうし、Soft でも牝馬G1ロートシルト賞を勝っているとはいえ、全体の成績から柔らかい馬場は苦手だろうと思うので、2着でもよく走ったといえるかもしれません。

3着パコボーイ(5歳牡馬)は前走6月の G1クイーンアンステークスに続き、ゴルディコヴァにわずかに届かない結果。安定して走っています。


マクフィは父ドバウィー、その父ドバイミレニアムに続き、ジャック・ル・マロワ賞の父子3代制覇を達成しました。この後は9月5日のムーラン・ド・ロンシャン賞、9月下旬のクイーンエリザベス2世ステークス、11月のブリーダーズカップ・マイルに進む模様。

またゴルディコヴァを管理するフレディ・ヘッド調教師は、「ゴルディコヴァの最大目標は BC マイル」と明言しています。もちろん08年09年とゴルディコヴァが2連覇中で、今年は3連覇がかかっているからですが。次走はムーラン・ド・ロンシャン賞か(昨年敗れた)フォレ賞あたりが検討されているようです。


マクフィで優勝したスミヨン騎手は「次のシーザスターズだよ!」と絶賛したとのこと。

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