7月18日にアイルランド・カラ競馬場で行われたアイリッシュオークスは、前走の英オークスで G1 初勝利を挙げたスノーフェアリー/Snow Fairy が8馬身差で圧勝し、史上13頭めとなる英愛オークス連覇を成し遂げました。
Snow Fairy completes scintillating Oaks double - Racing Post
Snow Fairy's Irish Oaks win outs her in the Ouija Board class - Telegraph
Snow Fairy completes the double - The Irish Times
愛オークスのレース映像。いまのところ画質が悪いものしか見つからないので、あとで差し替えるかも。黄色の帽子、赤い袖の勝負服がスノーフェアリー。道中は中段後ろあたりにつけています。
スノーフェアリーは最後の直線残り2ハロン付近で抜け出すと、あとは後続を突き放す一方で、最終的には8馬身差をつける圧勝。2着には人気薄のミスジーンブロディー/ Miss Jean Brodie、3着にはさらに人気薄のレディルーパス/ Lady Lupus が入った。
英オークス2着のミーズナー/ Meeznah は4着、英オークス3着リメンバーウェン/ Remember When は9着、1番人気でデットーリが騎乗したゴドルフィンのヒバーイェブ/ Hibaayeb は最下位だった。
過去記事「フェイムアンドグローリー3連勝、英オークスは伏兵スノーフェアリーが勝利」
スノーフェアリーを管理するエド・ダンロップ調教師は、自身が管理して英愛オークスダブル制覇を達成した名牝ウィジャボードと同じような路線を歩ませるつもりのようです。ウィジャボードは3歳時の2004年、英愛オークスを連勝したあと、凱旋門賞、ブリーダーズカップ・フィリーアンドメアターフを走っている(ウィジャボード - Wikipedia)。「英オークスと愛オークスでは追加出走料を払って出走することについてオーナーを説得することが出来た。米ブリーダーズカップについても説得するつもりだ」とのこと。また、ダンロップ調教師は8月のヨークシャーオークス出走するかもしれないと言及し、さらに来年4歳時も現役続行するつもりであると発表している。
惨敗したヒバーイェブについてはレース後の検査ではケガなど異常がないと確認された模様。デットリー騎手は「(雨が降って)柔らかい馬場が合わなかった」と話しています。公式発表は"Good To Yielding"(やや重)でした。
ちなみに愛オークス有力馬の1頭だった Rosanara が飛行機を怖がってフランスから出国できず、愛オークス出走を断念しています(「ROSANARA、飛行機を怖がり愛オークス出走断念」)。その前日には、凱旋門賞に日本から出走する予定のナカヤマフェスタが、「今回は初めての空輸となるため、JALカーゴから輸送用のストールを(21日~8月2日)借りて積み込みの練習をする」というニュースがあったばかりですが、練習して備えておくのはホントに大事ですね。
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