コロネーションカップのレース映像(YouTube)
英オークス(YouTube)
YouTube にレース動画がありますが、ブログ記事中に埋め込みできないので上記リンク先で見てください。
1着フェイムアンドグローリー(右)と2着サリスカ |
フェイムアンドグローリー / Fame and Glory(Wikipedia)は、08年クリテリウム・ド・サンクルー(仏2歳G1)優勝。09年に英ダービー2着、愛ダービー1着などがある。凱旋門賞ではシーザスターズの6着に敗れ、続く英チャンピオンS.でも6着に敗れた。成長力に疑問符が付いたが、2010年は初戦3着の後、5月3日ムーアズブリッジS.(G2)を5馬身差1着、5月23日タタソールズゴールドカップ(愛G1、カラ競馬場、芝約2112m)を7馬身差で圧勝(YouTube レース動画)していた。
コロネーションカップ(英・エプソム競馬場、芝約2400m、9頭立て)
1着フェイムアンドグローリー
2着サリスカ /Sariska(昨年の英愛オークス馬、チャンピオンS.3着)
3着ハイヒールド / High Heeled(09年英オークスでサリスカの3着)
4着ユームザイン / Youmzain(昨年まで3年連続で凱旋門賞2着)
5着キャヴァルリーマン / Cavalryman(09年仏G1パリ大賞1着、凱旋門賞3着)
フェイムアンドグローリーはなかなかメンバーのそろったコロネーションカップを1・1/2馬身差で優勝して、欧州古馬中距離戦線の主役であることをアピールした。フェイムアンドグローリーの次走について発表は無いが、おそらくキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスでしょう。今年の感じだと3歳馬以外に負ける可能性はなさそうか。
ミーズナー(左、青帽)、スノーフェアリー(右、黄色帽) |
1着スノーフェアリー / Snow Fairy(父Intikhab、ロベルト系、血統表)
2着ミーズナー / Meeznah(父ダイナフォーマー、ロベルト系、血統表)
3着リメンバーウェン / Remember When(父デインヒルダンサー、血統表)
スノーフェアリーは2歳時に6戦1勝。7ハロン(約1400m)のG3戦で僅差3着、3馬身差4着があった。今年初出走?のファッションステークス(リステッド準重賞、芝約2000m)は距離が伸びたのが良かったのか3馬身差快勝していた。
スノーフェアリーの父Intikhab はマイルG2クイーンアンS.(現G1)を8馬身差圧勝した馬で、その代表産駒はマイルG1戦2勝のRed Evie / レッドエヴィー、仏2歳G1クリテリウム・ド・サンクルー(芝2000m)勝ち馬Paita / パイタ がいる。母父チャーンウッドフォレスト / Charnwood Forest もマイル戦で活躍したが、その母父にサドラーズウェルズを持つ。スノーフェアリーの母母父マージュは、自身はマイル戦で活躍したが、代表産駒にジャパンカップでスペシャルウィークの2着だったインディジェナスがいるなど、産駒は中長距離で活躍している。というわけで、母系からスタミナをもらったと考えるのが妥当かと。
(追記:スノーフェアリーはこのあと、7月のアイリッシュオークスも優勝し、英愛オークス連覇を達成しています。レース映像などは「スノーフェアリーが愛オークス快勝で英愛オークス連覇」をご覧ください。また、8月のG1ヨークシャーオークスでは、ミッデイの2着でした(ミッデイは昨年のBCフィリー&メアターフ勝ち馬で、レッドディザイアも出走した今年のBCフィリー&メアターフは2着だった)。「ヨークシャーオークスはミッデイが優勝、1番人気サリスカはゲート膠着」)
クビ差2着ミーズナーは2歳時に1400m3着、1600m3着。前走5月23日のニューマーケット競馬場芝2400mの一般戦を9馬身差圧勝。こちらも距離伸びてよかった馬だろうと思う。オークスでは単勝25倍だった。父ダイナフォーマー、母父サドラーズウェルズ、母母父ミルリーフで、血統から馬券を買う人ならヒモに買うことはできたでしょう。
3着リメンバーウェンは前走愛1000ギニーを1/2馬身差4着。英1000ギニー、愛1000ギニーそれぞれの上位3頭が出てこなかったオークスならこれぐらいは活躍できるか。父は昨年の英愛リーディングサイヤーであるデインヒルダンサー。母父ダイイシスは英愛オークス三冠馬を2頭(Ramruma、Diminuendo)輩出している。
1番人気の無敗馬アヴィエイト / Aviateは1着から13馬身差7着、2番人気 Akdarena(前走芝2000mG3勝ち)は9馬身差6着だった。
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