カーリン、ダート復帰戦のウッドワードステークス勝ち！

8月30日、カーリンがダート復帰戦、ウッドワードS.を見事に勝ちました。

出走馬については以下のサイトが詳しい。
ウッドワードS 2008 Woodward Stakes

ウッドワードステークスのレース映像は、下の記事冒頭の「VIDEO」リンクをクリックで見れます。
Curlin Cashes in Woodward, Nears Cigar


以下、画像で振り返るウッドワードS.、画質が悪いのは気にしないでください。

スタート、左から3番目、黄色の勝負服がカーリン。



2ハロンを過ぎたところ。カーリンのひとつ外枠スタートのPast The Pointが先頭。その外枠だったWanderin Boyが2番手。4番手がカーリン。集団の前から2番目。


先頭が半マイル通過。カーリンは4番手のまま。画像右の集団の2番目。



先頭3/4マイル通過は1分09秒61のハイペース。カーリンは徐々に進出を開始し3番手にあがっている。「黄色の4」の真上がカーリン。



直線入り口手前。一番左がカーリン。



スタートから先頭を走っていた Past the Point を直線半ばでかわす。



先頭でゴール。2着に粘ったPast the Pointとの着差は1-1/4馬身。勝ち時計は1分49秒34．。3着は道中2番手を追走していたWanderin Boy。



ウッドワードステークスでのカーリン。この勝利でカーリンの獲得賞金総額は$9,796,800になった。これまで獲得賞金総額で歴代2位だったSkip Awayを抜いてカーリンが2位に。歴代1位のCigar($9,999,815)との差は約20万ドル。カーリンはこれで10勝め(通算14戦)。


結構辛勝だったような。BC大丈夫か？ ただそれよりも、記事によると、「カーリンの次走は未定」となっているのでBC出るのか？に注目が集まりそうです。

カジノＢＣ前哨戦10・５ＣＣクラシックも

カジノドライヴのBC前哨戦には、9月27日のグッドウッドステークス/Goodwood Stakes(GI、1800m、サンタアニタパーク競馬場)が候補に挙がっていましたが、陣営はもうひとつの選択肢を用意しているようです。

カジノＢＣ前哨戦10・５ ＣＣクラシックも - 日刊スポーツ

ＣＣクラシック(準重賞、ダート1800m、サンタアニタパーク)は準重賞のため、負担は軽く済むうえに、今年のブリーダーズカップと同じ競馬場だから下見もすませられる、ということで良い候補レースですね。

不安は、新馬戦、ピーターパンS.とも1800mだったので、BCクラシックの距離である2000mが未経験のままになるということです。

ビッグブラウンも芝のレースに出走！

今年のケンタッキーダービー、プリークネスステークスを勝った2冠馬、ビッグブラウンの次走が芝のレースに決まった模様。

Big Brown to Race on Grass at Monmouth

記事によると、ビッグブラウンが9月13日の"Monmouth Stakes"(芝、1 1/8-mile、約1800m、Monmouth Park競馬場)に出走すると、ビッグブラウンのオーナーが表明した。

ビッグブラウンの次走候補には、同じく9月13日の"President's Cup"(芝、1 1/8-mile、約1800m、Philadelphia Park競馬場)も候補に挙がっていた。

ビッグブラウンが出走することを条件に、Philadelphia Parkは、"President's Cup"の賞金総額を25万ドルから100万ドルに増額、一方のMonmouth Parkは"Monmouth Stakes"の賞金総額を20万ドルから50万ドルにすると提案していた。

最終的に陣営は、ビッグブラウンを賞金の少ない"Monmouth Stakes"に出走させることに決定した。理由として、Monmouth Parkの芝の状態が良いからとしている。

ビッグブラウンはこれを使って、ブリーダーズカップ･クラシックに出走する予定。


ビッグブラウンは、デビュー戦の芝のレースを11馬身差で圧勝、以降、前走のハスケル招待(GI)までの4戦はダートで走っている。"Monmouth Stakes"に出走すれば、芝でのレースはデビュー戦以来となる。


ちなみに、"Monmouth Stakes"はノングレードのレースのようです。前走のハスケル招待では、格下の馬に僅差の勝利で、2冠達成時の力は戻っていない様子でした。芝のレース(しかもノングレード)をBCの叩き台に選んだのは、ダートのレースで強豪馬に負けてクラシック2冠の実績に傷がつくのを避けるため、引退までダートのレースには走らない、ということでしょうか。(今年のBCはポリトラックのサンタアニタ競馬場で行われるので、負けても言い訳できる)

カジノドライヴ、１６日函館競馬場に入厩

カジノドライヴが函館競馬場に入厩、22日に美浦に戻る予定。

カジノドライヴ、１６日函館競馬場に入厩

今年の最終目標のBCクラシックまで無事に行ってくれる事を祈ります。

カジノドライヴ、ＪＰＮサラブレッドランキング3歳ダート部門でトップ

8月6日、JRAが「2008年度上半期JPNサラブレッドランキング」を発表した。

これによると、カジノドライヴが113ポンドで3歳ダート部門のトップ。ジャパンダートダービーを圧勝したサクセスブロッケンが112ポンドで続く。3歳ダート部門の3番手が107ポンドのユビキタス(ユニコーンステークス圧勝)なので、カジノドライヴ(とサクセスブロッケン)は、同世代では抜けた評価を得た。

またカジノドライヴの113ポンドという評価は、4歳以上を含む国内ダート部門総合では4位タイに相当する。。

ランキングの詳細は上のリンクから見れますが、以下で上位馬を簡単に紹介しておきます。

2008年度上半期JPNサラブレッドランキング3歳ダート部門


2008年度上半期JPNサラブレッドランキング3歳芝部門


2008年度上半期JPNサラブレッドランキング4歳以上芝部門


2008年度上半期JPNサラブレッドランキング4歳以上ダート部門

カジノドライヴ、来年のドバイWCも視野

藤沢調教師が「ドバイには、カジノドライヴも、ブリーダーズＣの結果が良ければ行くつもりでいる」と。

藤沢和師、来春ドバイＷＣに２頭参戦へ - スポーツ報知

日本の砂にではなくアメリカのダートに対するカジノドライヴの適性は、ピーターパンS.で分かっているので、ナドアルシバ競馬場でまったく走れないということもないでしょうし、期待できそうですね。

ただ、今年のブリーダーズカップが行われるサンタアニタパーク競馬場がオールウェザー(ポリトラック)であることを考えると、ドバイWC出走の条件にBCクラシック好走を挙げなくてもいいと思うんですが。

カーリン、次走はダートGIの"Woodward Stakes"

カーリンの次走が8月30日の"Woodward Stakes"に決定したようです。

Woodward Stakes(ダートGI、サラトガ競馬場、9ハロン、3歳上、賞金総額50万ドル、8月30日)

Curlin brings star power to Saratoga - seattlepi.com

カーリンの凱旋門賞出走プランはすでに消滅した一方で、芝への出走は依然として候補にあるらしいため、また、賞金が倍のパシフィッククラシック(GI、デルマー競馬場、10ハロン、3歳上、賞金総額100万ドル、8月24日)に出走しない理由としてデルマー競馬場がポリトラックであることを挙げているため、BCクラシック(今年はポリトラックのサンタアニタ競馬場で開催)ではなくBCターフや、ジャパンカップへの出走も可能性はあるかもしれない。

が、まあ凱旋門賞を回避する以上、BCクラシック不出走という選択肢は(特にBCターフに出るなんていうのは)さすがにないでしょう。

凱旋門賞には出てほしかったですが、BCクラシックでビッグブラウン、カジノドライヴとの対戦を楽しみにします。

そのあとはぜひジャパンカップへ。

カーリン、Man o' War S.の次走候補

芝のレースをマンノウォーS.で初めて試したカーリンですが、次走に3レースが挙がっています。

Sword Dancer Invitational H.(芝GI、サラトガ競馬場、12ハロン、3歳上、賞金総額50万ドル、8月16日)
Woodward(ダートGI、サラトガ競馬場、9ハロン、3歳上、賞金総額50万ドル、8月30日)
Pacific Classic(ダートGI、デルマー競馬場、10ハロン、3歳上、賞金総額100万ドル、8月24日)

Sword Dancer Invitational H.に出て、凱旋門賞を目標にしてほしいです。

Curlin has easy work at Saratoga - ESPN

ビッグブラウンがハスケル招待ハンデで復活勝利！

ベルモントステークスで惨敗し、史上2頭目の米クラシック3冠を逃したビッグブラウンが、ベルモントS.以来となるレース、ハスケル招待ハンデ(Haskell Invitational、GI、Monmouth Park競馬場、9ハロン、ダート、賞金総額100万ドル)に出走し、復帰戦を勝利で飾った。

ハスケル招待H.レース映像｜NTRA
ハスケル招待H.結果

4コーナーで2番手につけていたビッグブラウンだったが、他馬より約2キロ重い斤量だったためか、逃げていたCoal Playをなかなか捕まえられず、まさかまた負けるのかと思わせたが、直線半ばでようやくCoal Playを交わし、1着でゴール。競馬場内の観客はビッグブラウンが先頭に立ったところから大盛り上がりで、スターホースの復活を喜んでいました。

着順	馬名	性	斤量(ポンド)	(kg)	着差
1.	Big Brown	牡	122	55.3	1.48.31
2.	Coal Play	牡	118	53.5	1.3/4
3.	Cool Coal Man	牡	118	53.5	4.1/4
4.	Alaazo	牡	118	53.5	2.1/2
5.	Nistle's Crunch	牡	118	53.5	10.1/4
6.	Atoned	牡	118	53.5	20.1/4
7.	Magical Forest	牡	118	53.5	3

ちなみにハスケル招待の2,3着馬はいずれも父マインシャフト/Mine shaftでカジノドライヴと同じでした。